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失敗しないために。夢のネイルサロン開業を目指してすべきこと

Homesalon
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憧れのネイルサロン独立開業への道

「自分だけのネイルサロンを開業したいけれど、資金が足りない」「ネイリストになりたいけれど、育児をしながら自由に働けるか心配」……そんな方におすすめしたいのが、自宅ネイルサロンの開業です。
自宅サロン(ホームサロン)とは、自宅の一室やリビングのスペースなどを、そのままネイルサロンとして利用し開業すること。マンションの一室、または美容施設のスペースなどを借りて営業する『プライベートサロン』とは異なり、賃貸契約や水道光熱費が不要なので、コストパフォーマンスが良く気軽に始めやすいことから人気を集めています。

ネイルサロンを開業している皆さんの体験談はこちら >>

今回は、そんな自宅サロンを開業するために、必要な資格や下準備について大特集。ネイルサロンを成功させるため、最低でも押さえておきたいポイントをお伝えします。

そもそも開業ネイルサロンって儲かるの?

通常のネイルサロンで雇われた場合、純粋な売上から設備費や運営費などが差し引かれ、残った金額の中から給与が支払われます。しかし、自分がネイルサロンのオーナーになってしまえば、必要経費以外の利益はほとんど自分に返ってきます
また、ネイルサロンの材料費は他のサロンに比べて安価で済みます。例えばジェルネイルの施術費を5,000円で設定した場合、原価は500円程度(約10%未満)とも言われています。

このように自宅ネイルサロンの開業は、雇われネイリストよりも高収入の可能性を秘めているのです。成功の秘訣は、集客にしっかりと力を入れ、確かな技術力やお店の雰囲気を整えることで、リピーター客を増やすことです。

自宅ネイルサロン開業のメリット

  • 営業中、家賃や光熱費がかからない
  • 開業資金が少なくて済み、届け出も不要
  • 定休日や営業時間、メニューなどが自由に設定できる
  • 年齢に関係なく、自分の個性をいかして好きな仕事ができる

注目すべきは、まず第一に通常の店舗経営に比べて初期費用が少なくて済むこと! 最低限の設備さえあれば、自宅の一室を使って気軽にスタートできます。そして、休日を思うままに設定できるので、子育て中のママさんでも無理なく続けることができます。
さらに、接客やチラシの構成など、自分のセンスがその後の集客にダイレクトに繋がり、お客様のネットワークが広がっていくのも楽しいですよね。

自宅ネイルサロン開業のデメリット

  • すぐにお金は稼げない
  • 家の防犯対策を強化し、情報漏えいを防ぐ必要がある
  • 有名サロンと比べて知名度が低いので、集客が困難
  • 長期に渡って営業を続けられるサロンはごくわずか

生活にゆとりがなく、今すぐお金が必要な場合は、既存のネイルサロンで正社員やパートとして働いた方が確実です。特に開業して間もない頃は、備品が不足するたびに購入しなければならず、あっという間に出費が増えてしまいます。お客さんの動きも読めませんので、きちんと集客できるようになるまで、安全策として他の仕事を続けるのもひとつの手です。

さらに厳しいのは、長期の経営が困難だということ。長く営業し続けられた自宅サロンより、続けられなかったサロンのほうがずっと多いのが現状です
せっかく始めたサロンが予期せぬ閉店……という残念な結果に終わらないように、事前にすべきことをしっかりと確認し、開業への準備を一つずつ進めていきましょう。

初めに! ネイルの資格は? 実践経験は?

ネイルスクールに通って資格を取得しよう!

ネイルの資格は国家資格ではないため、資格を取得していなければネイリストになれない、ということはありません。しかし、安全で安定した経営を続けていくためには、一度プロの目線から技術的な指導を仰ぐことが先決でしょう。
ここではネイルスクールに通うと得られる2つのメリットをご紹介します。

(1)ネイリスト検定に向けた対策レッスンを受けられる

ネイル資格を取得するためには、筆記試験や実技試験に向けてさまざまな対策を立てなければなりません。教材や練習用の道具を一式揃えるのは至難の技ですが、ネイルスクールの通学・通信講座を受講すれば、頻出ポイントを押さえて効率よく学ぶことができます。

これだけは取得しておきたいマスト資格
・JNECネイリスト技能検定試験2級または1級
・ジェルネイル検定初級または上級
・ネイルサロン衛生管理士(※資格は取得しなくても、相当の知識が必要です)

また、事業を始めるということは、言い換えれば確定申告の義務が生じるということ。お金のやりくりに慣れていない方は、日商簿記3級程度の知識を得ておくと安心ですね。

(2)開業サポートを受けられる

近ごろのネイルスクールでは、開業を志す人を対象とした、専用のキャリアサポート体制が非常に充実しています。このようなネイルスクールでは、経営ノウハウを学べるだけでなく、開業後のチラシやホームページの作成代行まで受け付けてくれることも!

以上のような観点から、授業料や授業期間、立地などを考慮に入れた上で、自分に合ったサポートを展開しているネイルスクールを選ぶことが大切です。

パートからでも大丈夫! ネイルサロンで実務経験を積むべし

ネイルスクールでスキルを身につけることももちろん大切ですが、実践経験がないままいきなり開業してしまうと、さまざまなトラブルのもとになってしまうかもしれません。そこでスクール卒業後は、一度ネイルサロンで働いてみることをおすすめします。

事前にネイルサロンで働いておくと……
・実践的なサロンワーク(クレーム処理、集客術、コミュニケーション能力、運営ノウハウ等)を学べる
・平均的な単価やメニューを知り、参考にすることができる
・既存のサロンの長所と短所を探し、自分のサロンの強みを設計できる
・常連客やその友人知人に、自分のネイルサロンを案内できる

開業準備で大事な3つのこと

あなたの家が、自宅ネイルサロンに適しているか

家の近くに他のネイルサロンがある場合は要注意! ライバルサロンと差別化をはかるため、ターゲットのお客様をずらした方が良いかもしれません。自宅の立地に応じて、適切なコンセプトを設定しましょう

また、自宅がマンションである場合は、不特定多数の人の出入りが発生し、他の居住者たちにも影響を及ぼすことになります。自分の家で開業が可能かどうか、「賃貸マンション」なら大家、「分譲マンション」なら管理組合に、それぞれ確認を取っておきましょう。

安く済むとしても、資金や必要な道具・調達品は確認しよう

実際の商材調達は開店直前でも間に合いますが、確保すべき資金額は早めに確認しておき、自分の予算と個性にあわせた店作りを計画しましょう。初期費用として下記のような項目を想定すると、およそ30万円~50万円程度になるのが一般的であるようです。

ネイル用品・材料費:約15万円

一般的なネイルサロンを参考に、ジェル、ポリッシュ、アートパーツ、UV消毒器、ホットキャビ、マッサージクリーム、液体類、カラーチャートなどの物品を、専用の問屋でまとめて発注します。
あらかじめスクールに通っていると、当時使っていたマニキュアなどを再利用できるので便利です。

施術用備品:約5万円

机や椅子だけでなく、トレーやタオル、カルテファイル、グラス、サンプル用ケースなどを購入し、サロン環境を整備します。
最初はリビングにライトや施術台などを並べて開業し、必要に応じて足台などを買い足していく……というパターンが多いようです。中にはお客様をおもてなしするため、コーヒーテーブルを購入する人も。経営が軌道に乗ってきたら、魅力的な雑貨や観葉植物を配置したり、心地良いBGMやアロマを使用することで、より多くのお客様に響く空間を心がけましょう。

設備費:約25万円

看板、雑誌、チラシ用紙やインク、広告サイト料、消毒器具などにかかる累計金額です。メニュー表やチラシなどは、WordやExcelを使って自作している人がほとんどです。

あなたのサロンを知ってもらうことは大事

有名ネイルサロンと異なり、自宅ネイルサロンはほとんど知名度ゼロからの出発となります。幸いなことに、現在は情報発信の機会には恵まれていますから、できるかぎりサロンサイトを開設し、こまめな更新を心がけるのが理想的です。業者にデザインを依頼する人もいますが、コストを抑えたい場合は専用のブログやSNSを活用し、情報発信するパターンも多いようです。

開業するときに大事なこと

しっかり準備をしても油断は禁物! 本当の勝負どころはここからです。特に、限られた予算内での広告出費など、上手な資金繰りが鍵となってくるでしょう。
ここでは自宅サロン運営における、集客メソッドの一部をご紹介します。

チラシのポストイン、他店舗への設置

業者にまとめて委託する人も。ターゲット層の年齢を熟慮した上で、美容室、雑貨屋、スーパーマーケットなどに交渉しましょう。

サロンサイトやSNSを活用し、定期的にインフォメーションを更新する

こまめな更新がアクセスアップの秘訣。あえてここに費用をかけ、検索ランキングを上位に固定するのも作戦の内です。

紹介者特典などの割引キャンペーンを行う

知人・友人同士での来店が多いので、紹介客は特に大事にしましょう。店内には付き添い客用の椅子も忘れずに。

大切なのは日々の積み重ね! リピート客を獲得する

たった1件の口コミが、お店の評判を良い方にも悪い方にも大きく動かします。笑顔での接客はもちろんのこと、服装や髪型をきちんと整え、自分のネイルにも人一倍気合いを入れましょう。
また、店内を清潔に保つだけでなく、室内の空調などにも気を配ることによって、お客様にとって心地よい空間を演出します。

いずれの場合も効率を重視し、効果が出たものを継続するスタイルが大切です。予約の入っていない時間を情報収集やブログの更新に充てたり、見本ネイルチップの作成を行うことで、上手に集客に繋げてゆけると良いですね。


手軽に開業できる自宅ネイルサロンとはいえど、しっかりとした土台作りがいかに重要であるかがおわかりいただけたでしょうか。資格も経験もないままスタートしてしまうと、結果的に大きな負担を背負うことにもなりかねません。

自宅でオリジナルのネイルサロンを開きたい、という情熱を持っている方は、まずはネイル資格を取得することで、開業に向けた第一歩を踏み出してみませんか。

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