ビューティー資格ナビ> ヘアメイクガイド> 独学でヘアメイクアーティストになれる!?
女優さんやモデルさんにヘアメイクを施すヘアメイクアーティスト。華やかな世界で活躍するヘアメイクさんを想像すると…素敵で憧れちゃいますね!
そんな憧れのヘアメイクアーティストをいざ目指してみようと思っても、スクールに通うには時間や費用が足りない…という人も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、「独学でヘアメイクアーティストになれるのか?」「独学で目指すにはどうすればいいのか?」を考えていきたいと思います。
ヘアメイクアーティストはそもそも独学でもなれるのでしょうか。結論から言えば「なれないことはない」です。なぜならヘアメイクアーティストになるためには必須要件があるわけではなく、現在活躍しているヘアメイクさんもさまざまなルートからプロとして活躍しているからです。
そのうえで、ポピュラーなルートを紹介すると以下になります。
一般的なヘアメイクアーティストへの道筋は、1と2のパターンが多いようです。美容師から転職するルートは、美容師免許取得からヘアサロンでの経験も含めるとヘアメイクアーティストに転職するまでに数年はかかります。
2もスクールへ通い資格を取得後、アシスタントとして経験を積むまでに、やはりお金も時間もそれなりにかかります。ですが、時間をかけて得た知識や技術や経験は、後にプロとして活躍する際には最大限にいかすこともできます。
では、さまざまな理由で「なんとか独学でヘアメイクアーティストになりたい!」と思う人はどうすればいいのでしょうか。
独学となると3のパターンになりますが、知識も技術も経験もない人がいきなりアシスタントとして採用されることは、やはりかなり難しいと言えます。
独学から将来的にプロを目指す場合は、まずはアシスタントとして採用されることを見据えましょう。採用時に知識と技術を持っていることを少しでもアピールできるように、資格取得を目標にすることをおすすめします。また、資格の試験日を目標に設定することで「いつまでにこれをやる!」という具体的な予定を立てられるというメリットもあります。
ヘアメイクアーティストの資格でポピュラーなものは3つあります。
このうち、2の「MSOJメイクアップ検定」と3の「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」は認定スクールのカリキュラムの修了者が対象となっているので独学では受験できませんが、1の「JMA日本メイクアップ技術検定」には受験要件がありません。ですので、独学の人はこちらの資格の取得を目標に学習を進めるのがおすすめです。
独学をするにはまずは何を揃えたらいいのでしょうか? 資格試験を受けることを前提に、一般社団法人JMAの情報を参考に考えてみましょう。
人によって必要な道具は多少変わってくるので金額は前後しますが、テキストや練習用マネキンなどを購入するために11万円程度用意できれば、ひと通り必要な物を揃えることができそうです。あとは独学に必要なものは「絶対にメイクアップアーティストになる」という強い気持ち! この強い気持ちが独学ではとても大切になってきます。
参考:一般社団法人JMA
メリット
独学をするメリットは、例えばすでに仕事を持っている人の場合、時間的に制約があっても余裕のある時間に自分のペースで学習を進めることができることです。また、スクールに1年間通うとなると100万円以上かかる場合もありますが、独学は低予算で学ぶことができます。
デメリット
デメリットは、分からない問題に出会ったときに解決することが難しいところです。その時点でなんとか自分で解決できれば良いのですが、分からないままにしてしまったり、学習自体を諦めてしまう場合があります。
また「余裕のある時間に自分のペースで進める」というメリットが、つい他のことに手を出して学習を先延ばしにしてしまい、なかなか進まない…という状態になってしまうこともあります。
独学で資格を取得し、メイクアップアーティストを目指すことは可能ですが、かなりの強い意志が必要です。「やっぱり独学は自信がないかも…」と思った人はスクールを上手に活用してみるのはいかがでしょうか。
スクールではクオリティの高いヘアメイクの技術をプロに教えてもらうことができ、実際の現場に近い状況で学ぶことなどもできます。コースにも1年間しっかり学ぶコースから短期集中のコース、また通信講座もあるので、予算や時間を抑えたい場合は短期や通信を利用するのもおすすめです。
また、独学で資格を取得することはできたとしても、いざヘアメイク業界の門を叩いたときに、なかなか受け入れてもらえないことも考えられます。
スクールで学んだ場合、自分のスキルを確実に上げることができ就職に対しても有利になります。例えば就職面接の際に活用する作品作りのノウハウを学べたり、就職先の情報も多く持っているからです。スクールへ通うことは時間もお金もかかりますが、結局はメイクアップアーティストへの近道になる場合もあるのです。
いかがでしたか? ヘアメイクアーティストへの具体的な道が見えてきましたでしょうか?
ヘアメイクアーティストに進む道筋はひとつではありません。独学で目指すこともスクールを利用することも、先に美容師免許の取得する道もあります。あなたに合った道を選んで、将来ヘアメイクアーティストになるという夢を、ぜひ実現させてくださいね!