ビューティー資格ナビ> 色彩検定・カラーコーディネーターガイド> ダサいといわせない!一生使える色の知識。~インテリア編~
さて、シリーズ第4回目インテリア編です。あなたのお部屋はどんなインテリアですか?
部屋は、プライベートの長い時間を過ごす場所。できるだけ自分好みで居心地の良い部屋にしたいですよね。 インテリアは家具や小物も重要ですが、配色でも大きく印象が変わるのでその選択にはセンスが問われます。
ファッション編や配色入門編でも紹介しました黄金比、メインカラー70%、サブカラー25%、アクセントカラー5%はインテリアにも使えます。
大部分を占める色。床、天井、壁の色を差します。単に好みの色を選んでしまうと目が疲れたり部屋が狭く見えてしまったり、居心地が悪く感じてしまいます。 白やベージュなど、飽きのこない無難な色でまとめると良いでしょう。
カーテンや家具など大き目な家具に使用するとよいでしょう。 色の選び方はメインカラー同様に、色の特性を理解したうえで選ぶことが大切です。 また、サブカラーを複数使用したい場合はトーンを合わせることで統一感が出ます。 あくまでサブカラーなので落ち着いたトーンにするとよいでしょう。
クッションや置物などの小物に使用すると効果を発揮します。 メイン・サブカラーとは差をつけるために明るい色・ビビットトーンがおすすめです。5%程度でも重要な位置を占め空間を引き締めます。
住む環境、季節により寒い・暑いがあります。
寒い地域では、暖色系のカラーでまとめることにより心理的に寒さを和らげることができます。逆に温暖な地域では、寒色系のカラーでまとめると気持ちも休まりさわやかさを演出できます。 ただし、単純に寒暖だけでインテリアカラーを選ぶのではなく、部屋の用途に合わせて調整することを忘れてはなりません。例えば、暖色系で寝室をまとめればぬくぬくと眠りにつけそうな気もしてしまいますが、強い暖色系には興奮させる効果もあるため、眠りに影響を及ぼす可能性があるということも知っておきましょう。
第1回の色彩基礎編で紹介しました、膨張色と縮小色。 部屋は明るく広く見せたほうがキレイに見える傾向があります。 その為、膨張色である赤を使用する際は、壁には白などの無彩色を選ぶと緩和されます。
インテリアは窓から入る太陽光のほか、青白い光の蛍光ランプや温かみのを感じられる白熱ランプなど、様々な光の具合で印象が変わります。
日当たりが良い部屋の場合は、ダークで落ち着いた色調でまとめても、朝になると雰囲気が違って感じられることもあるでしょう。どのような光の影響を受けるかも考慮すると、行き届いたインテリアの演出ができます。
逆に光があまり入らないところでは、メインカラーの明度を上げることにより部屋の雰囲気を明るくすることができます。色の特性をいかせば実際よりもプラスの印象づくりも可能です。
色には重さがあります。濃い色は重く見え、明るい色は軽く見えます。 自然の摂理に従い、部屋の高い位置に軽い色、低い位置に重い色を配色すると安定感が出ます。
いかがでしたでしょうか。色は私たちの生活でたとえ意識していなかったとしてもかなり重要なものです。しっかりと知識を蓄えたいですね。 更に詳しく学びたい方は、ぜひお住まい近くの講座を受講することをおススメします。